自民党最後の一言居士が放つ高市政権「倒閣宣言」/村上誠一郎前総務相の正論メッセージ
自民党の最後の一言居士、村上誠一郎・前総務相(74)が高市早苗政権の「倒閣宣言」とも言える激しい政権批判の大演説を東京都内のパーティーで展開した。その内容は、少なからぬ自民党議員が腹の内では思っていたが言えなかった、的を射た正論ばかりだ。1時間にわたる大演説から、現代政治がなぜ今のようなおかしな状態になってしまったか、重要論点をいくつかとりあげてご紹介したい。
原 真人
2026.07.10
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画像:Gemini(AI)により生成
安倍氏に疎まれた反アベノミクスの旗頭
村上誠一郎氏と言えば、自民党内きってのリベラル派であり、政策通だ。和田竜氏の歴史小説「村上海賊の娘」で知られる村上水軍の末裔らしく、物申す政治姿勢は40年間一貫している。
安倍晋三政権時代には、物言えば唇寒しの様相漂う党内にあって、堂々と「反アベノミクス」を掲げて党内に勉強会を立ち上げ、安倍首相に疎まれた。安倍氏の国葬問題を巡っては元首相を「国賊」と発言し、党役職の1年間停止処分を食らったこともある。
党内野党の立場が長かった石破茂氏を応援し、2024年9月に石破氏が自民党総裁選に出馬して勝利を収めるまで支えた最大の功労者だった。同年10月に発足した石破政権では総務相に迎えられ、約1年間務めた。石破首相が退陣表明する際には、最後まで翻意を促した側近の一人だ。