日銀の利上げ見送りと政府の為替介入の大矛盾
1㌦=200円時代の到来さえ、ささやかれるようになった昨今の円安。その地合いのなかで通貨当局が再び大規模な円買いドル売り介入に踏み切った。もし再び円安方向に押し返され、春の介入に続く当局の「2連敗」となれば、介入の威光は地に落ちる。それでもこのタイミングでやらねばならなかったのは、「食料品の消費税減税」「日本銀行の追加利上げ見送り」が円安に一気に弾みをつけかねなかったからだとみられる。
原 真人
2026.08.01
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不思議なタイミングの介入
日本の通貨当局(財務相‐財務官‐為替市場課長ライン、実務は日銀為替課)が7月30日の欧米市場で大規模な円買いドル売り介入を実施した模様だ。その結果、163円台後半から、一時は157円台まで6円幅ほど一気に円高に動いた。

G20財務大臣・中央銀行総裁会議の後、記者会見する片山さつき財務相(中央)と、植田和男日銀総裁(右)。左は三村淳・財務官(写真は2026.4.17、財務省Xから)
それにしても、この為替介入は不思議なタイミングでの介入だった。