近日発売『異次元緩和 経済敗戦と背徳者たち』の中身をチラ見せ/「リフレ派の神輿」解説付きで
ベッセント米財務長官に「リフレはやめろ」と言われるまでもなく、アベノミクスの下で長年続けられてきたこの誤った経済理論を早々に打ち切り、早く政府・日銀のマクロ政策を正常化させなければならない。なぜこんな亡国の経済政策がまかり通ってしまったのか。安倍政権、黒田日銀はどうしてここまでこの政策を拡大させてしまったのか。その布石となる前夜のエピソードを今回は拙著発売に先行してお届けしたい。
原 真人
2026.09.25
読者限定
傍流のリフレ信者たちが求めた布教のための「神輿」

イラスト:ChatGPT(OpenAI)/構成・指示:筆者
新著は全11章から成る。その第2章でアベノミクスや異次元緩和の源流となった「リフレ派」の人々のうごめきを書いた。その第2章の冒頭でアベノミクスの原点となった人々と、その動きについて書いた「リフレ派 傍流の逆襲」の項から一部をお届けする。
なお新著には政治漫画イラストやメンバーの顔写真つきリストなどは掲載していない。それらは本の文章をわかりやすくビジュアル化し、このレターのために作ったものだ。
なぜ安倍晋三元首相はリフレ派の人々の象徴になったのか。なぜアベノミクスは始まったのか。第一次政権の時にはそんなネットワークはなかったのに、なぜ第二次政権の発足時にはあれほどの運動を起こせる勢力になっていたのか。そんな疑問を解くには、アベノミクス前夜のエピソードを知ることが役立つかもしれない。
では、以下、新著の本文からご紹介する。本文中は敬称略としている。ご了解いただきたい。